2020年は新型コロナウイルスの流行があり、これまでの常識が変わってしまった1年でした。
4、5月に緊急事態宣言が出たときは特に大変でした。保育園は完全にお休みというわけではなかったので、無理を言えば預かってくれそうではありました。ただ、いちばん大変なのは医療従事者の方だし、リスクがある中でも出勤しなければできない仕事も多いなかで、私も夫も基本的には在宅勤務になったので、息子は家で見ることにしました。でも遊びたい盛りの1歳児を見ながら仕事なんてできるわけがなく、片方がオンライン打合せのときはもう片方が外へ連れ出したり、動画を見せてみたり、なんとか長く昼寝してくれないかと画策したり、試行錯誤の日々でした。その一方で、夫婦で息子の成長を見ることができた日々は、何物にも代えがたい時間だったとも思います。
2021年になりましたが、流行は収まるどころか広がっていて、私の住んでいる兵庫県ではついに2度目の緊急事態宣言が出されてしまいました。今回は保育園が休みになることはなさそうですが、いつになったら安心して生活できるようになるのだろうと思います。息子を連れてあちこち出かけたいのですが、なかなか思うようにいきません。
新型コロナウイルスの流行のなかで妊娠、そして出産を迎える人は、本当に大変だろうなと思います。里帰り出産の場合は、通常よりも早く帰省して、入院前に2週間ほど地元で過ごさないといけないと聞きました。都市部のほうがコロナが流行しているので、地方に持ち込まないために必要な措置なのだと思いますが、希望しているのに里帰りできないという人もいるだろうなと思います。病院の面会が制限されているという話も聞きます。私のときは、夫が毎日面会に来てくれたし、弟も職場が病院の近くだったので、仕事帰りに来てくれる日もありました。退院後も、親戚や友人が会いに来てくれたり、ベビーヨガや児童館のイベントに参加したりと、一人で家にこもりきりにならないようにしました。今はそういう機会が減っていると思いますが、児童館などは予約制で人数制限したイベントなどを実施している場合もあるので、探してみてください。産後はただでさえ不安定になりやすいので、自分でいろいろ工夫する必要がありますが、そうやって外に出ていくことで、地域のことを知れたり、新しい人間関係が作れたりすることもあるので、楽しんでやってみるのがいいと思います。
また、コロナで不安がある中でも、子どもの予防接種はしっかり受けさせないといけません。特に、0〜1歳は受けないといけない予防接種が多いし、体調を崩すと受けられなかったりもするので、余裕を持ってスケジュールを立てるようにしましょう。冬にはインフルエンザや、コロナのワクチンが出回るようになったらそれも考えないといけないです。神戸市では、予防接種のスケジュールを管理してくれるアプリがあります。とても便利なのでおすすめです。
神戸市 予防接種スケジュール管理アプリ「KOBE予防接種ナビ」
他にも予防接種を管理してくれるアプリはいろいろあるので、合うものを探してみるといいと思います。でも、アプリだけに頼ることなく、冊子などもしっかり読んで、副反応やワクチンの種類について最低限把握しておいたほうがいいです。特に今は病院に行くこと自体に不安を感じる人もいると思いますが、大切な我が子を守るためなので、必ず受けましょう。